トップスイマー向け

【半フリコツ】国体表彰台経験者が語る半フリ(50m自由形)でタイムを縮めるコツとは

半フリでインターハイに出場したいけどあと1秒が縮まらない…

半フリで全国大会に出場したいけどどうしたらいいんだろう…

そんな悩みを抱えているスプリンターの選手は少なくないかと思います。

こんにちは、元国体・JO・全中の半フリ表彰台経験者のケロッグです。

今回は、半フリのコツについてどこよりも詳しく解説していこうかと思います。

あくまでも、僕自身や僕のコーチから教えてもらったことなので、科学的理論や他の人の常識からは外れている場合がありますがご了承ください。

半フリ(50m自由形)で大切になってくる部分・コツとは?

半フリで大切になってくる局面としては、主にスタートから浮き上がり、浮き上がりからトップスピードに持ってくるまで、ラスト15mの泳ぎ方、タッチの方法の4つが挙げられます。

その4つの局面について、詳しく紹介していこうと思います。

①:スタート〜浮き上がり

まず重要になってくるのがスタート〜浮き上がりの部分です。

この部分だけで0.5〜1秒くらいは変わってくるので侮ることはできません。

特に、目標とするタイムを出すまでに時間がない場合はこの部分を極めることが1番の近道となってきます。

また、スタートに関するコツに関してはこの記事で詳しく紹介しているので参考にしてみてくださいね。

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スタートした後は、ドルフィンキックを打つことになるかと思います。

半フリに関しては、ドルフィンキックの上手さにもよりますが、ドルフィンキックはそこまで打つ必要はありません。

実際に、50m自由形で世界記録を所有しているセザールシエロフィーリョ選手は、ドルフィンキックは3〜4回くらいしか打っていません。

その後、浮き上がることになるかと思いますが、ここでのコツはストロークよりも先にキックを打ち始めることです。

こうすることによって、スタートの勢いをそのまま維持することができます。

これは、世界のトップスイマーはもちろんのこと日本のトップスイマーである中村克選手や塩浦慎理選手も用いているテクニックです。

②:浮き上がり〜トップスピード

続いての局面としては浮き上がりからトップスピードに持っていくまでです。

ここで大切になってくるのは、なるべく早くトップスピードに持っていくことです。

ここでのコツとしては、泳ぎ方を半フリ用にすることです。

半フリ用の泳ぎ方に関しては後ほど詳しく解説していきます。

③:ラスト15m

個人的に一番貞節な局面と思っているのがラスト15mです。

正直、半フリのラスト15mはかなりしんどい場面ですよね。

特に、僕自身はキックがバテてしまってラストで他の選手にかわされるというレースもしばしばありました。

しかし、ここで粘ることができればタイムはもちろんのこと、ライバルの選手に勝つことができます

最後までキックを持続させることとしてはドローインをすることです。

ドローインって何者なの?

どうすればいいんだろう?

そう思った人も多いかと思いますが、とても簡単に説明するとお腹に力を入れることです。

胃を上へグイッと押し上げるようなイメージです。

ドローインをすることで、再びキックに力が宿ります。

足が重くなってもうキックは打てない…

そうなった時にこそドローインですよ。

④:最後のタッチ

そして、一番忘れてはいけないのが最後のタッチです。

半フリは0.01秒で勝負が決まることも多いので、特にタッチの練習はしておきましょう。

タッチのコツとしては、タッチする方の肩を思いっきり入れる感覚です。

なるべ腕が伸びるように、体を90度傾ける(横を向く感じ)ようにすると最後のタッチで相手をかわせるようになります。

ですが、これよりもタッチを合わせることの方が重要なのはいうまでもありません。

タッチのタイミングを合わせてこそのタッチのコツがいきてきますよ。

半フリの泳ぎ方のコツとは?

さて、ここからは半フリの泳ぎ方のコツについて紹介していきます。

半フリの泳ぎ方のコツとしては大きく分けて3つあります。

①:腕は伸ばしたままなるべく遠くに入水する

まず1つ目のコツとしては、腕を伸ばしたままなるべく遠くに入水することです。

半フリ以外のフリーだと、手が入水してから腕を伸ばす局面があるかと思いますが、半フリではそんなことをしている時間はありません。

なるべく遠くにいつでもキャッチができるような感覚で手を入水させると、半フリらしい大きな泳ぎになりますよ。

②:ピッチは無理にあげる必要はない

早く泳ぎたいし、ピッチをあげた方が当然タイムは伸びるよね?

そう思っているスイマーは多いですが、実際はそんなことはありません。

科学的にも、無理にピッチをあげるよりはむしろゆっくりにした方が早くなるということが証明されています。

このことを意識した上でトップスイマーの泳ぎを見てみると、確かに大きな泳ぎで1ストロークごとにしっかりとかいているように思いませんか?

ピッチはあげるよりもむしろ今よりも遅くして、その分泳ぎを大きくした方がいいかもしれませんよ。

③:とにかくキック力は命

最後に、半フリでは特にキック力が命となってきます。

トップスピードの6ビートキックを、30秒以上撃ち続けることができるように練習しておきましょう。

クロールのキックのコツについては後ほど記事にしますのでお待ちください。

まとめ:半フリはコツを意識するだけで1秒近くは縮めることができるよ!

半フリのコツまとめ
  • とにかくスタート〜浮き上がりの練習はしっかりすること
  • キックがきつくなったらドローイン
  • 最後のタッチでも気を抜かずにむしろ相手を交わすくらいの意気込み
  • 大きな泳ぎを心がけて、ピッチはあげないこと

今回紹介したコツを生かして、ぜひ大会で自己ベストを出してくださいね。

swim×tech編集部では、随時質問も受け付けていますので気軽に連絡してくださいね。

以上:【半フリコツ】国体表彰台経験者が語る半フリ(50m自由形)でタイムを縮めるコツとはでした。

 

 

 

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swim×tech編集部
東工大水泳サークル「ぼびんぐ大岡山」のメンバーで記事作成・編集を行っています。「ぼびんぐ大岡山」に関心がある方はぜひ公式サイトへ!
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