平泳ぎのプルのコツってあるの?
平泳ぎのプルが苦手なんだけどどうやって練習したらいいのかわからない・・・
そんな悩みを抱えているスイマーは少なくないと思います。
こんにちは、swim×tech編集部です。
今回は、平泳ぎのプルについてのコツを紹介していこうかと思います。
平泳ぎではキックが重視されすぎて、プルを軽視している人も少なくないですがプルもキックと同じくらい大切なのでぜひ参考にしてみてくださいね。
平泳ぎのプルのコツって何があるの?
①:キャッチを意識する
まず最初に意識することがキャッチです。
平泳ぎはキャッチで勝負が決まると言っても過言ではありません。
キャッチで意識するポイントとしては、手のひらの角度とスカーリング能力です。
手のひらの角度としては、手の甲を上に向けた状態から大体45°くらい角度を変えてキャッチするにがベストかと思います。
また、スカーリングをしっかり練習しているスイマーは、実は手を外側に広げるだけで推進力が生まれ、体が前に自然に進みます。
この動きを利用してキャッチで進むこともポイントです。
②:肘が落ちないようにする
キャッチを終えたら、いよいよキャッチ→プルの局面です。
ここで気をつけることとしては肘が落ちないようにすることです。
肘が落ちてしまうと、せっかくキャッチで掴んだ水を逃してしまいます。
キャッチで掴んだ水を包み込むようなイメージで泳ぐと上手く行きますよ。
③:キックとのタイミングを合わせる
次に大切になってくるのが、キックとキャッチのタイミングを合わせることです。
いくらいいプルができたとしても、キックとのタイミングが悪かったらなんの意味もありません。
キックとプルのタイミングに関する動画はまた後日掲載しようと思います。
④:リカバリーをする
最後にリカバリーの時のコツですが、リカバリーで意識することとしては肘が落ちないことと、上半身が沈まないようにしっかり手で支えることです。
具体的なリカバリーの流れを下にまとめてみたので参考にしてみてください。
- 腕が伸びきる直前に手を少し下向きにする(こうすることで肘が落ちなくなる)
- 手が伸び切ったら手のひらをキャッチの時と同様に45°くらい傾ける(これで肘が落ちないとともに体が沈むことを防ぐ)
今回紹介したポイントを意識するだけでもかなり変わってくるので参考にしてみてくださいね。
平泳ぎのプルのコツを動画で学ぼう!
ここからは、平泳ぎのプルをトップスイマーの動画で学んでみようのコーナーです。
①:北島康介選手の場合
②:小関也朱篤選手の場合
こちらは小関選手のスロー映像です。
このプルをみてもらうとわかるように、今回紹介したポイントがしっかりと生かされていることがわかるかと思います。
小関選手は上半身を水面に突っ込んでいるにも関わらずフラットな泳ぎになっているのは、しっかりと手のひらで体を支えているからですね。
平泳ぎのプルの練習方法とは?
①:陸上で鏡をみながら思っている動きができているかを確かめる
まずおすすめする練習方法としては自分が頭の中でイメージしていることが実際にできているかを確かめるために陸上で練習しましょう。
陸上で、鏡の前で今回紹介したストロークができていることを確かめましょう。
毎日3分するだけでもだいぶ変わりますよ。
②:キャッチの能力を磨くためにスカーリング
次にキャッチの能力を磨くためにスカーリングの練習をしていきましょう。
スカーリングは、平泳ぎだけではなく他の泳ぎにも役立つのでぜひ取り入れてみてくださいね。
スカーリングのやり方に関しての詳細の記事は後日掲載予定です。
スカーリングの練習時におすすめなのがこのフィンガーパドルです。
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③:プルとキックのタイミングを合わせるためのドリルを行う
最後に、プルとキックのタイミングを合わせるドリルを行いましょう。
ドリルを行うことで泳ぎに切れ味が出たり、タイミングやテンポがよくなることが多いのでぜひ実践してみてくださいね。
まとめ:平泳ぎのプルが安定すればもっとはやく平泳ぎが泳げるように!
今回は、平泳ぎのプルのコツについて紹介しました。
平泳ぎのプルに関しては難しい部分もありますが、1つ1つを丁寧に分析し、実行していけばそこまで難しいことではありません。
今回のポイントを参考にして、平泳ぎをもっと綺麗に、はやく泳げるようになってくださいね。
以上:【平泳ぎのプル】平泳ぎのプル(腕)のコツってなに?元全国チャンピオンがわかりやすく解説でした。
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そんな思いを持っている方はぜひこの記事を読んでみてください。
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