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【自由形タッチ】半フリや1フリのタッチで競り勝つためのコツとは?【元国体2位が伝授】

水泳初心者
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半フリでいつもタッチの差で負けてしまう。。。

タッチ勝負になった時に勝てる方法を知りたい!

そう思っている自由形短距離スイマーの方は少なくないかと思います。

編集部
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初めまして!swim×tech編集部です。

当サイトは、全国大会出場経験の豊富なスイマーの経験を元に情報発信をしている水泳専門サイトです。

今回は、自由形短距離スイマーにとっては切り離せない最後のタッチについてです。

0.01秒差で涙を飲むことも当然ある自由形短距離。

そんな勝負の時に、泳ぎでは負けていないのにタッチで負けたなんてことがあったら最悪ですよね。

そこで、今回は何度もタッチで競り負けた末にタッチを猛特訓して、逆に最後のタッチで相手を抜かすことができるようになった実体験を元に解説していこうかと思います!

自由形短距離のタッチのコツについて

それでは、ここからタッチのコツについて紹介していこうかと思います。

主にタッチのコツに関しては以下のつありますよ。

自由形短距離選手のタッチのコツ
  1. ラスト5mはピッチをあげる
  2. ラスト5mは呼吸をなるべくしない
  3. ラスト10mくらいからドローインをする
  4. 肩のローリングと肩甲骨を思いっきり前にだす
  5. 気持ちで負けない
編集部
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早速個別にみていきましょう!

タッチのコツ①:ラスト5mはピッチをあげる

まず、ひとつ目のコツとしてはラスト5mでピッチをあげるということです。

最後の最後で気が緩むことのないように、ピッチを上げていきましょう。

ただ、闇雲にピッチを上げて空回りすることだけは避けましょう。

ストロークの大きさは変えずにピッチを少しあげるイメージです。

毎回の練習の時に、最後の5mはタッチの練習をするだけでも十分変わると思いますよ!

タッチのコツ②:ラスト5mは呼吸をなるべくしない

続いては、ラスト5mは呼吸をしないということです。

これはよくスイミングのコーチから言われている人も少なくないかと思います。

ラスト5mで呼吸をしない理由は、ピッチが下がることを防ぐためです。

せっかくスピードに乗っているラストでピッチが下がってしまっては元も子もないですからね。

半フリの呼吸回数についてはこちらの記事でも紹介しているので参考にしてみてくださいね!

参考:【半フリコツ】国体表彰台経験者が語る半フリ(50m自由形)でタイムを縮めるコツとは

タッチのコツ③:ラスト10mくらいからドローインをする

続いて紹介するのが、ラスト10m程度でドローインをするということです。

水泳初心者
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ドローインってなに・・・?

編集部
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簡単に説明すると、胃を上に押し上げるイメージで体幹を安定させることだよ!

ドローインをすることによって、最後までキックを打ち続けることができます。

もちろんレース開始後からドローインしておいたほういいのですが、特にラストはドローインするように心がけましょう。

編集部
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体幹を鍛えたいならこちらの本がおすすめです!

スイミング解剖学 (スポーツ解剖学シリーズ) [ イアン・マクロード ]

タッチのコツ④:肩のローリングと肩甲骨を思いっきり前にだす

そして、次に紹介するのが実際にタッチをするときのコツです。

言葉で説明するのはとても難しいですが、肩のローリングと肩甲骨を思いっきり前に出すだけでかなりタイムが変わります。

特に、肩甲骨を前に出すことを意識しているスイマーは多いかもしれませんが、ローリングも意識しているスイマーは割と少数派です。

ローリングを意識してタッチしてみると、20cmくらい早くタッチできますよ!

タッチのコツ⑤:気持ちで負けない

最後は、精神論になってしまいますが気持ちで負けないことです。

やはり、気持ちで負けてしまっては意味がありません

特に、「あと少しでゴール」と油断してしまうのはやめましょう。

帰るのまでが遠足ならぬ、タッチするまでがレースです。

最後のタッチまで気を配ることができれば、大幅にタイムアップが期待できますよ!

自由形短距離のタッチを上達させるための対策とは?

それでは、ここから具体的にタッチを上達させる方法について紹介していこうかと思います。

ラストのタッチを上達させる方法としては以下の3通りの対策が考えられますよ。

タッチを上達させる方法
  1. 筋力トレーニングを行う
  2. ストレッチをして柔軟性を高める
  3. 動画を見てイメージを掴む

①:筋力トレーニングを行う

まず、ひとつ目の対策としては筋力トレーニングを行うということです。

特に、タッチに関しては体幹周りのトレーニングがおすすめです。

というのも、体幹がしっかりしていれば最後の15mでもキックを打ち続けることができるからです。

編集部
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ドローインの効果に関してはまた別の記事でまとめる予定なので楽しみにしていてくださいね!

筋トレに関しては先ほどもおすすめしましたがこちらの本がおすすめです。

筋トレ別に鍛えたらどの泳法で、どの局面で役立つかまで書いてあるので、全スイマー持っておいていい一冊だと思っていますよ。

スイミング解剖学 (スポーツ解剖学シリーズ) [ イアン・マクロード ]

②:ストレッチをして柔軟性を高める

続いては、ストレッチをして柔軟性を高めるということです。

特に肩甲骨周りを重点的に柔らかくしておきましょう。

レース前や練習前にストレッチポールを利用してストレッチをするだけでも十分効果がありますよ。

全国大会などでは、持っていない選手の方が珍しいくらいの商品なので今のうちに購入しておきましょう。

フォームローラー 筋膜リリース KOOLSEN グリッドフォームローラー ヨガポール トレーニング スポーツ フィットネス ストレッチ器具 (ライトブルー)
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③:動画を見てイメージを掴む

そして、最後の方法としては動画を見てイメージを掴むということです。

やはり、いくら文章で理解したとしても動画を見た方がイメージはつかみやすいです。

残念ながらタッチ専門の動画は販売されていません。

ですが、個人的にスタートとターンを学ぶことのできるこちらの動画教材を強くおすすめしています。

スタートやターンは、スイミングのコーチが指導してくれる機会はほとんどないですし、何よりも日本代表の選手にも教えている村上コーチからコツを学ぶことができる機会は滅多にありません。

値段もその分少し高めに設定されていますが、これでライバル選手に勝つことができたり、全国大会に出場できると思えば安いものです。

大事な試合で後悔することのないように、できることは全て実践しておきましょうね!

タッチを制してレースも制しましょう!

今回は、自由形短距離選手に向けて最後のタッチのコツについて紹介しました。

たかがタッチですが、されどタッチです。

実際に僕自身は国体の決勝で0.03秒差で負けてとても悔しい思いをしました。

できることはなんでもして、万全の状況で試合に挑むことができるように最善を尽くしてくださいね!

編集部
編集部

負けてからでは、後悔しかできませんから・・・(涙)

今回の記事のポイント!
対策 おすすめ商品
筋トレをしよう! スイミング解剖学
肩甲骨周りのストレッチをする ストレッチポール
動画教材でタイムアップ! 水泳スタート&ターン攻略プログラム

世界水泳リレーコーチ 村上二美也指導

 

以上:【自由形タッチ】半フリや1フリのタッチで競り勝つためのコツとは?【元国体2位が伝授】でした。

ABOUT ME
swim×tech編集部
東工大水泳サークル「ぼびんぐ大岡山」のメンバーで記事作成・編集を行っています。「ぼびんぐ大岡山」に関心がある方はぜひ公式サイトへ!
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